CPSメーター

GUIDE 04

マウスのダブルクリック不良(チャタリング) — 原因とチェック・対処法

1回押しただけなのに2回クリックされる、ドラッグが途切れるといったチャタリングの症状の原因、確認方法、対処法をまとめました。

1回押しただけなのにフォルダが開いてしまう、ドラッグ中につかんだものを離してしまう、ゲームで1発撃つつもりが2発出る——そんなときはマウスのスイッチの チャタリング(chattering) を疑ってみましょう。一般に「ダブルクリック病」「ダブルクリック不良」と呼ばれる症状です。

マウスのボタンはどう動いているか

ほとんどのマウスのボタンの下には小さなマイクロスイッチがあります。ボタンを押すとスイッチ内部の金属の板バネが接点に触れて回路がつながり、マウスはこれを「押された」としてパソコンに報告します。

金属の接点は、触れた瞬間にごく短い時間、くっついたり離れたりを繰り返します。これを バウンス といいます。マウスのファームウェアは、一定時間内の揺れを1回の押下にまとめる デバウンス 処理を行っています。

チャタリングが起きる理由

チェックの方法

CPSメーターのダブルクリック診断ツールは、同じボタンが直前の押下から基準時間(初期値80 ms)より早く再び押されると 疑わしい入力 として表示します。

ブラウザはマウスが送った結果だけを受け取るので、マウスのファームウェアがすでに取り除いた揺れは見えません。逆に、このチェックで検出されたなら、2回の押下が実際にパソコンまで届いているということです。

OSのダブルクリック速度と混同しない

OSは、2回のクリックが決められた時間内に入るとダブルクリックとして処理します。Windowsの初期値は500 msです。この設定が長いと、ゆっくり2回押した場合もダブルクリックになるので、チャタリングと区別するにはこの診断ツールの「直前との間隔」を見てください。チャタリングは通常、人が意図的に作るのは難しいほど短い間隔で現れます。

対処法

このチェックは参考用であり、製品の不良を確定するものではありません。交換・修理の可否はメーカーの判断に従ってください。

測定してみる →