GUIDE 06
キーボード連打 — スイッチ、2キー交互打ち、ロールオーバー
キーボードの連打速度に影響するスイッチの種類、2キー交互打ちのコツ、キーリピートとロールオーバーを解説します。
スペースキーの連打や音ゲーの2キー連打はマウスのクリックと似ているようで、機材の仕組みが違います。キーボード連打の記録を理解するのに必要なことをまとめました。
スイッチの種類と入力位置
- メンブレン:ラバードームを押して回路をつなぎます。底まで押し込まないと入力されないことが多いです。
- メカニカル:金属接点のスイッチで、底に当たる前の途中の位置で入力されます。入力位置まで押して離せば、移動距離を短くできます。
- 光学・磁気(ホールエフェクト):光や磁界で押下を検知します。磁気式の中には入力位置をユーザーが調整できたり、キーが戻り始めた瞬間に離したと判定したりする方式もあり、連打に有利な場合があります。
2キー交互打ち
1本の指で1つのキーを連打するより、2本の指で2つのキーを交互に叩けば、指1本あたりの負担は半分になります。osu!のような音ゲーでよく使われる方法です。
- 人差し指と中指のように隣り合う2本の指を使います。
- 手首を机に乗せ、指だけを動かします。
- 速度より先に 交互打ち率 を上げましょう。同じキーを続けて押すミスが減れば、速度は後からついてきます。
CPSメーターのキー連打測定では、2キーモードでキー別の入力数と「交互打ち率」を表示します。100%に近いほど交互打ちがきれいにできています。
キーリピート(自動リピート)
キーを押しっぱなしにすると、少ししてからOSが同じ入力を繰り返し生成します。文章を書くときには便利ですが、連打の測定では不正な入力になります。この測定ツールはリピート入力を無視し、キーを離してもう一度押して初めて1回として数えます。
ロールオーバーとゴースト
複数のキーを同時に押したときに一部の入力が消える現象をゴーストといい、同時に認識できるキーの数をロールオーバーといいます。2つのキーを交互に叩く程度ならほとんどのキーボードで問題ありませんが、安価なキーボードでは特定のキーの組み合わせで入力が抜けることがあります。測定結果でキー別の入力数が妙に少ない場合は、別のキーの組み合わせに変えてみてください。
スペースキーの連打
スペースキーは長いキーなので両端を支えるスタビライザーがあり、端を押すと引っかかる感じが出ます。中央を押したほうが入力が安定します。CPSメーターのCPSテストで入力を「スペースキー」にすれば、マウスの代わりにスペースキーの連打で測れます。
練習のコツ
- 短いモード(5〜10秒)でまずリズムを作り、その後30秒で持久力を見ます。
- 速度を上げたときに間隔の標準偏差が大きく増えるなら、無理をしているサインです。
- 指や手首がこわばってきたら休みましょう。「手首の健康」ガイドにストレッチをまとめています。