GUIDE 01
CPSとは — クリック速度の測り方と読み方
CPSの意味、平均CPSと瞬間最高CPSの違い、測定時間によって値が変わる理由を解説します。
CPS(clicks per second)は、1秒間に平均何回クリックしたかを表す値です。数字ひとつで表されますが、同じ人でも測定時間、スタートのしかた、クリックのテクニックによって大きく変わります。記録を比べるには、まず何をどう数えたのかを知っておく必要があります。
基本の計算
平均CPS = 測定時間内の入力数 ÷ 測定時間(秒)
5秒間で42回クリックしたなら、42 ÷ 5 = 8.4 CPSです。CPSは平均クリック間隔に置き換えて考えることもできます。1000をCPSで割ると平均間隔(ms)になります。
| CPS | 平均間隔 | 5秒間の入力数 |
|---|---|---|
| 4 | 250 ms | 20 |
| 6 | 約167 ms | 30 |
| 8 | 125 ms | 40 |
| 10 | 100 ms | 50 |
| 12 | 約83 ms | 60 |
| 15 | 約67 ms | 75 |
| 20 | 50 ms | 100 |
タイマーはいつ始まるか
CPSメーターは 最初の入力が入った瞬間 にタイマーを始めます。画面の合図を見て反応するまでの時間を含めないためです。最初の入力は1回として数え、指定時間がちょうど過ぎた後に入った入力は捨てます。ボタンで先にタイマーを始めるサイトでは、反応時間の分だけ記録が低く出ます。
平均CPSと瞬間最高CPS
平均CPSは全体の時間にわたる値なので、持久力が反映されます。瞬間最高CPSは、測定時間内で1秒の幅のウィンドウをずらしながら、入力が最も多く入った1秒を探した値です。最初の2〜3秒で飛ばして後半にバテる人は、2つの値の差が大きくなります。
- 2つの値が近い → 最後まで速度を維持できています。
- 瞬間最高CPSが平均よりかなり高い → 序盤の瞬発力はあるものの、後半で落ちています。区間ごとのグラフで、どの時点で落ちたかを確認できます。
測定時間で結果が変わる
1秒モードは最も高い値が出やすい一方、1〜2回の入力の差がそのまま1〜2 CPSの差になるため、ブレが大きくなります。30秒・60秒モードでは手や前腕の疲労がたまって平均が下がります。そのため、異なる時間モードの記録は直接比べないほうがよいでしょう。CPSメーターが時間 × 入力方法ごとにベスト記録を別々に保存しているのはこのためです。
間隔の均一さを見る
結果に出る間隔の中央値と標準偏差は、クリックのリズムがどれだけ一定かを示します。平均CPSが同じでも、標準偏差が小さいほどリズムが安定しています。間隔分布のグラフで棒が1〜2区間に集中していれば一定のリズム、広く散らばっていれば速いクリックと遅いクリックが混ざっているということです。
記録の見方のコツ
- 同じモードで3〜5回測り、最も良い値と平均をあわせて見ます。
- 小数第2位の差は測定誤差の範囲かもしれません。
- テクニック(通常・ジッター・バタフライなど)を変えると、実質的に別の種目です。比べるときは同じテクニック同士で見ましょう。